雨読
ウルトラマラソンとウルトラトレイルに挑戦するに当たり、参考になりそうな本を読み漁っています。先日のバーチャルUTMFで右膝を故障しているのでトレーニングができず、その時間が読書とゲームの時間になりました。この本は、UTMFを作り上げた鏑木毅氏と福…
バブル以前の昭和の時代、寿司屋に弟子入りした男が主人公の物語です。年下で後輩弟子の「ゲソ」は稀代の策略家。バブル期に乗じてゲソは外食産業の帝王となり、主人公は「番頭」として会社を支えます。そのストーリー展開は、策略、人間模様を含めて傑作で…
10年ほど前、毎月の残業が200時間を超えるような部署にいました。明け方に「いったん」帰宅するタクシーの中でも、風呂の中でも、ご飯中も、布団の中でも、夢の中でも仕事の事が頭から離れませんでした。その時に、せめて寝る前くらい仕事の事を忘れるために…
10年以上前になると思うのですが「太陽の塔」という本を読んで森見登美彦という作家が大好きになりました。森見登美彦の小説は舞台が京都なので読んでいても情景が浮かびやすく、なおかつ「ちょっとキモイ系」のオッサンには、主人公への共感ポイントがたく…
脱スマホ半分宣言をして、通期電車の時間の1/3はスマホ、1/3は超満員でバンザイして吊革にぶら下がり、1/3は楽しみにしている本を読んでいます。今回は「プリンセストヨトミ」で有名な万城目学の「とっぴんぱらりの風太郎」です。 主人公は伊賀をクビになっ…
とある雑誌で紹介されいた「よどがわ」という絵本を読んでみました。内容は、琵琶湖の源流から流れた水が、琵琶湖、瀬田洗堰、瀬田川、宇治川から淀川になって大阪湾に流れるまでが紹介されています。地名、名産などが書かれていて地元民としては「おおー!…
その昔、ドラマ化や映画化で話題になった作品ですが、僕は見ていなかったので小説で初めてストーリーを知りました。読むきっかけになったのは、中学校・高校の先生が選ぶ10代におススメの「きみ本フェア」の第一位に選ばれていたからです。僕のようなひねく…
職場にいる建築士のオジサンに勧めてもらった「JAPANESE IDENTITIES」という本を読んでみました。タイトルは英語ですが、著者は日本人です。「ジャパニーズ アイデンティティ」という名前のとおり、日本文化について有名な建築物や綺麗な景色を通して日本語…
今回は「君の名は」で話題の新海誠の「言の葉の庭」という小説です。正直なところ、新海誠の本業はアニメクリエイターだと思っていたので、小説にそれほど期待していなかったのですが・・・それは良い意味で裏切られ、最後まで楽しんで読むことができました…
「ぼくの記憶は80分しかもたない」そんな数学博士と、家政婦とその息子の物語です。電話番号、靴のサイズ、野球場の座席番号、江夏の背番号・・・などなど、ありとあらゆる数字が数学者以外の一般人には知らなかった「友愛数」や「完全数」などで解説されて…
最近は通勤電車でスマホばっかりしていたので「脱スマホ半分宣言」をして、久しぶりに本を読み始めました。村上春樹の「ノルウェイの森」に続いて読んだのは、森見登美彦の「恋文の技術」です。森見登美彦は「太陽の塔」で衝撃を受けてから大好きになった作…
先日、久しぶりに文庫本を何冊か買ったというブログを書きましたが、どれを読もうか悩んでいるうちに、ふと大学生の頃に読んだ村上春樹の「ノルウェイの森」が読みたくなったので、本棚から引っ張り出してきました。最近では、毎年のようにノーベル文学賞の…
久しぶりにAmazonで「ちゃんと字の書いた本」を買いました。最近はAmazonのお買い物と言えば、もっぱらプロテイン、スポーツ用品、電化製品、雑誌ばかりだったのですがwww 本を買った理由は2つありまして・・・ 1つ目は、文章を書いていてボキャブラリー不…
新聞で紹介されていた「ひと皿の小説案内」という本を読んでみました。この本には「主人公たちが食べた50の食事」という副題が付いていて、有名な小説の主人公たちが食べていた食事を再現した写真とともに解説文を載せるという新しいスタイルの構成です。 例…
体力の衰えを感じてからというもの、ハタチの頃の身体を取り戻すべくトレーニングを続けている。体中のアッチコッチが痛いイタイと言いながら。一方で、脳みその方もたまには刺激を入れて活性化が必要ではないかと思って2年に1回くらいの割合で短期集中で…
『先日に紹介した』6月6日の禁鳥の新聞広告。散りばめられた「蚊」を1から繋いでいくと・・・。アイデアも面白いが、最後までネタバレしないように「て」→「っ」→「買」の順番に出来上がっていく工夫に関心。 禁鳥の夏、日本の夏。
去る6月6日の新聞朝刊の広告。キンチョウの広告に目が留まった。 枠の中に憎き「蚊」がいっぱい。 よく見ると「飛んでいる蚊を数字の順につないでみましょう」とある。面白いので是非やっていただきたい。 IQ高めの方は脳内で。 呑んだくれのオッサンは6月6…
ブンガク青年だったのは遠い昔。 中毒のように活字を読み漁っていた時期があった。 中島らも、筒井康隆、辻仁成、宮本輝・・・新刊が出るのが楽しみだった。 初版をハードカバーで買って、本棚に並べるのが嬉しかった。 今では見る影も無く・・・読みたくな…