ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

3級ホルダーの京都案内(法輪寺 針供養)

京都で生まれ育ち、そこそこの京都人を自負しているが、京都検定のテキストを読む中で、まだまだ知らない風俗や行事があることに気づかされた。
そこで、昨年からテキストに出てきた中でも、気になるところを中心に回り始めている。
寺社仏閣は、いつでも都合のついたときに詣ればいいのだが、行事だけは、ピンポイントで「その日」に行かなければならない。
「その日」を逃してしまうと、また一年間お預けになってしまうのである。

2月8日は、法輪寺の針供養の日。
法輪寺は京都っ子が13歳になる年の春に「十三詣り」をするお寺である。
この時は、参った後に渡月橋まで「振り向いたら、あかん」という掟があるが、四半世紀も前の自分がどうだったかなんて覚えていない。
朧げな記憶は、寒かった、雨上がりだったという気候的な事だけ。
まあ、こういう子どもの節目行事は、主役は子どもだけど、親の「気持ちの区切」のためにあるのかも知れない。

話は戻って針供養。
もともとは、皇室で使用された針を供養するために始まったようだが、今や針仕事をする人のみならず、芸達者の願いもこめて参るようである。
針供養当日の法要の際には、蒟蒻に大針を刺せるとの案内があったが、どうも一般参拝では折れた針を納めて帰るだけであって、ご祈祷をお願いした人だけが本堂内に通されて体験できるようである。
しかし、境内の階段は雰囲気があるし、法輪寺から市内の眺めもなかなかのものである。
景色はモンキーパーク岩田山に負けるが、お手軽さでは法輪寺に軍配。

針供養01

花より団子。お参りより鰻。
本日の僕的メインイベントの鰻を食すために、『廣川さん』へ。
廣川さんはミシュラン1つ星の人気店。
お店の数十メートル手前から鰻の焼ける、めちゃくちゃいい匂いがしていて、涎が溢れ出してくる。
外には行列ができているが、予約料1000円を払って2階の席をリザーブしておいたので、待たずに入店。
スーパーで売っている中国産の薬漬けのくせに高額な鰻を食べる気になれず、鰻を食べるのは何年ぶりだろうか。
個室に通され、注文したのは、鰻重定食3900円也。
お腹をグウグウ鳴らせながら待つこと30分。

鰻の廣川

鰻はホクホクで濃厚なタレと最高のハーモニー、吸い物は追加100円で肝吸に変更、鯉のあらいも癖なく美味し、店のロケーション、サービスも宜しく、贅沢な日曜日を過ごした。
たまには、こんな日曜日もいい。
篠山に向けて精がついた!