ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

シームグリップでリュックを防水修理

10年近く愛用してきたリュックサックの底が抜けた。
リュックは『マスターピース』のものでマウンテンイクイップメントというアウトドアブランドとのコラボ商品である。

マスターピース防水リュック

このリュックの特徴は生地がナイロンで完全防水なので登山中に雨が降ってもザックカバーがいらない事。
それから大容量なので、パッキングにそれほど気を遣わなくても荷物をポイポイと放り込めることである。

ところが、篠山マラソンから帰宅して中の荷物を取り出してびっくり。
防水のはずの中身が濡れている・・・。
おかしいと思って中を除くと、真っ暗なはずのリュックの中から光が漏れている。
ひっくり返してみると、接着されていたであろう生地の接合部分が剥がれて大きな穴が開いていた。
長い間、マラソンだけでなくバイクツーリング、登山、ゴルフ、カメラ、旅行に使い倒してきたので経年劣化も仕方ない。

とはいえ、あちらこちらに「連れて行った」相棒なので思い出も思い入れもギッシリと詰まっている。
富士山も登ったし、北海道にも行った。
「まだ使える」「まだ捨てないで」そんな声が聞こえてきた気がした。
スターピースのHPで修理できるかを確認したところ・・・
この生地は修理を受け付けていないとのこと。残念。

そこで思いついたのが、DIYヨチヨチ歩きの「自分で直す」手法。
早速、「防水」「接着」で検索するとアウトドア製品(特にテント)の修理用に「シームグリップ」なるものを売っているのを見つけたので入手。

シームグリップ01

底の抜けたリュックを内側から養生テープで固定して、外側を接着していく。
しかし、生地がゴワゴワと硬くてうまく接着できない。
ボンド塗りたての箇所も養生テープで仮止めすることになった。

シームグリップ02

シームグリップが乾くまで約24時間。
翌日にテープをはがしてみると、案の定、接着できている箇所がまばらである。
気を取り直して、接着できていない箇所にシームグリップをヌリヌリして、24時間待つ。

翌日にテープを剥がしてみると、まぁまぁの接着具合。
でも、防水は「小さな」穴が命取りになるので、再度塗り込む。
だが、完璧には穴は塞がらない。
アウトドアでの使用は不可能だ。
次に剥がれたら、諦めようと思う。流石にお役御免だろう。
だから、もう少しの間だけ、このリュックサックで旅行に行きたい。

<備忘的追録> シームグリップの洗い方
シームグリップが手につくと厄介だ。
塗っている時は細心の注意を払っていたので付かなかった。
いけなかったのは片づける時。
刷毛を洗面所のお湯で洗っている時に、思わず指先で刷毛の先をネジネジしてしまった。
「しまった」と後悔しても後の祭り。
ハンドソープ、台所用洗剤、ハイター&金束子と思いつく洗剤を強くして行っても全く落ちない。
しかも金束子は金属の黒色が指先の粘着に着色して指先が真っ黒になって最悪。
こんな指ではモテない。
最後の手段は、「ペイントうすめ液」を直にかける方法。
いわゆるシンナーなので頭が若干ラリパッパになりながらも、これが功を奏して、色もネチャネチャも落ちて、なんとか人間の指に戻った。
即座にハンドクリームを塗りこんだが、加齢とともにガさついている指先はますますガサガサに。そのうち生姜や山葵くらいはすれるようになるかもしれない。
シームグリップを使う方、手につけそうな人はでペイントうすめ液も用意しておいた方が良さそうです。