毎月1日は朔日餅(5月 柏餅)
『4月の桜餅』に続く、5月の『朔日餅』は「柏餅」。
「朔日餅」と書いて「ついたちもち」と読む、毎月1日に伊勢の赤福が販売する特別なお団子である。
5月の伊勢千代紙の包装紙は、端午の節句に飾る菖蒲の模様。
夜には外側の柏の葉が乾いてしまっているが、中のお餅は瑞々しくモチモチしている。
柏餅を食べると、子どもの頃の「こどもの日」を思い出す。
鯉のぼりを飾り、兜を飾り、粽を食べ、柏餅を食べ、背の高さを測った。
「背比べ」や「鯉のぼり」の童謡は今でもソコソコ歌える。
柏餅は、カシワの葉っぱが新芽が育つまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄(家系が途切れない)とされ、端午の節句でお供え物にされるようになったとのこと。
僕達が子どもの頃は、土曜日も学校があり、夏休みや春休み以外の連休と言えば、ゴールデンウィークだけといってもいいくらいだった。
だからこそ、ゴールデンウィークの休みは貴重で、飯盒炊爨や山歩きに連れて行ってもらうのが楽しみだった。
今では、土日が連休で、ハッピーマンデーのおかげで、1年のうちに3連休も多くなった。
ゴールデンウィークの有り難味は少し減ってしまったが、休日が楽しいのは今昔同じ。
怪我なく、病気せず、沢山ビールを呑みたい。