アンカーマン
アンカーというロードバイクを買ったきっかけで、若い頃に好きだった「エコーズ」というロックバンドの「アンカーマン」という曲を思い出した。
そんな折、屋根裏から当時のCDが何枚か出てきたのでiphoneに取り込んだ。
エコーズは、今では作家になった辻仁成が結成したバンド。
JOYSOUNDのカラオケボックスではエコーズの曲が多くてマニアが少なからずいるのかもしれない。
辻仁成は、独特の世界観で小説が芥川賞に選ばれるだけあって、歌詞も若かりし僕にはめちゃくちゃ共感できるものだった。
はまって聴いていたのは高校生、大学生の頃だったかな。
精一杯の背伸びをして社会に文句ばっかり言っていた。
それは今も変わらないか・・
日本の未来は思うツボ 僕らの明日はタコツボ
僕はこのレースのアンカーマン 期待がかかる
疲れきった親父達が築いた世代を渡された
希望の上をいく現実 ひるむわけにはいかない
時代がいつかきっと 追いついてくれるだろう
僕は僕の走り方で 完走してみたい
バトンをつかんで駆け抜ける 時代の真ん中を
決められたゴールはいらない 僕はまだ疲れちゃいない
決められたコースを飛び出した この街のアンカーマン
決められたゴールはいらない 僕はずっと走ってたい
決められたルールに背を向け この街のアンカーマン
上り坂でヒーヒー喘いでいる時も、僕は身体の中で「アンカーマン」を歌っている。