節分は父として全力で赤鬼になる。
京都の節分のお祭りと言えば、吉田神社、壬生寺、藤森神社が有名。
京都の節分の恒例行事と言えば、豆をまく、恵方を向いて太巻きを食べる、歳の数だけ豆を食べる、鰯を食べる。我が家では柊(ひいらぎ)の葉で鬼の目は刺さない。
子どもが大きくなってきて恥ずかしくなってくるのが、大声でやる豆まき。
「オニワーーーーーソト!フクワァーーーーーーウチッ!!」
自分が子供の頃も恥ずかしかったけれど、オッサンになった今では景気よくやりたいもの。
そこで、昨年からは一肌脱いでというか「赤パン一丁」で鬼役を演じることにした。ガリガリで貧相な鬼だけれど、それはさておき・・・。
真冬だというのに鳥肌を立てて、赤いボクサーパンツと子供が作ったお面を身に着けて、「なまはげ」さながらに「悪い子はどこだー!」と叫んでコチョコチョして追い掛け回す。
適当なところで攻守交替し、今度は豆をまかれて「助けてー!!」と叫んで逃げ回る。
子供も本気で豆を投げてくるので当たると「ピシッ」と痛い。
まぁ、ゲラゲラと大爆笑しながら恒例の鬼退治イベント。
終了するや湯船に飛び込んであったまる。あー寒かった。
風呂から上がると、今年の恵方「南南東」を向いて太巻き(巻き寿司)にかぶりつく。
邪気を払う鰯と巻き寿司をつまみに酒を呑む。
季節のイベント、子供が付き合ってくれるのも残り数年か。
やるからには全力で楽しまないとね。