30年ぶりのスイミングスクール
昭和50年代、僕は幼稚園から小学生にかけてスイミングスクールに通ってました。子どもの頃の習い事はスイミングだけで、公文・そろばん・習字・ピアノに行かされなかったのは当時はラッキーだと思っていました。友人の中には、月月火水木金金と習い事尽くしの人もいて、子どもながらに「大変な家に生まれたんやなぁ」と同情していた記憶があります。週に1回だけの習い事とは言え、スイミングスクールは超厳しくてスパルタ&スポ根の全盛期です。背泳、クロール、平泳ぎ、バタフライを泳げるようになると「選手コース」に進みます・・・。検定試験を合格すると「桃の缶詰」を買ってもらえるので嬉しいのですが、ここからが地獄の始まりでした・・・。息が上がっても休ませてもらえず、フォールが悪いと手取り足取り少々乱暴に直され、できていないと怒鳴られまくります。当然、スイミングは楽しくなくなり、行きたくなくなってしまいました。学校から家に帰ると、母親もあの手この手でスイミングスクールに行かそうとするので、いつしか、その曜日は「学校から帰らない」という戦法を編み出しました。そして数か月後、晴れてスイミングスクールを辞めさせられて、僕はフリーダムを手に入れたのでしたw
ドラえもんの体育おもしろ攻略 水泳がみるみる上達する (ドラえもんの学習シリーズ)
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でも、そのような辛い経験のおかげで「トライアスロンに挑戦する」ことがスイミング未経験者よりハードルが低いのかもしれません。今では楽しんでプールに通い、超スローなマイペースで遠泳の練習をしています。そして、たまたまウェットスーツを買ったお店の店員さんがスイミングスクールの関係者という繋がりで、意を決して30年ぶりにスイミングスクールに入会です!これまで、Youtubeやドラえもんの水泳本を先生にして2ビートクロールの練習をしてきましたが、距離は伸びても速くならないという悩みがありました。きっとフォームが悪いので、誰かに矯正してもらうか、上手くなるドリル(練習法)を教わる必要があると感じたからです。
そして、大人だらけのスイミングスクールは・・・・・トライアスリート14人とトライアスリートに憧れるガリガリのオッサン1人というメンバーで始まりました。実力別に4つのコースに分かれて泳ぐのですが、当然僕は一番遅いコース。それでも練習のスピードについていけません。終始、息は上がりっぱなしで辛いのですが、先生が常に気にしてくれています。
先生「ハタチさん、1本休んでいいですよー!」
30年前には聞けなかった優しいお言葉に甘えて、皆さん頑張っておられる50mの間に息を整えます。その後は、重い肩を回して回して何とか頑張りました!あっという間に1時間が経過してスクール修了。テクニック的なことは教えてもらえませんが、トライアスロンをされている方々と苦手なスイムをするのは刺激たっぷりでした。当分は毎週参加です。弱気に負けないうちにブログに書いてしまいますw