「ひと皿の小説案内」という写真集の楽しみ方
新聞で紹介されていた「ひと皿の小説案内」という本を読んでみました。この本には「主人公たちが食べた50の食事」という副題が付いていて、有名な小説の主人公たちが食べていた食事を再現した写真とともに解説文を載せるという新しいスタイルの構成です。
例えば「ハイジ」のページでは、おじいさんが作ってくれたチーズたっぷりのトーストが載っています。見ているだけで「チーズの香ばしさ」が伝わってきて生唾が止まりません!どうも「ハイジ」はもともと小説だったようです。アラ4世代はアニメですね。でも、今どきの若者は「家庭教師のトライ」のファンキーなおじいさんしか知らないかもしれませんねwww
小学校低学年の時に読んで衝撃を受けた「ロビンソンクルーソー漂流記」のページはメロンと葡萄です。「人食い人種」とか「野蛮人」とかが出てきて超怖い思いをしながら読んだのを覚えています。
実は「不思議の国のアリス」に出てくる紅茶のエピソードは知りません・・・。アリスだけではなくて、白鯨、若草物語、ガリバー旅行記、ライ麦畑、赤毛のアン・・・・などなどタイトルくらいは知っている有名な小説ばかりなのですが、そんなお上品な小説は読んでこなかったので、読んでも「へぇー」っていう感じです。でも、美味しそうな写真ばかりで、読んでみたくなる「きっかけ」にはなるかもしれません。
50作品の「美味しそうな」写真集は、「お上品」な幼少期を過ごされた方も、「ひょうきん族」や「風雲たけし城」で爆笑していた方も、大人になって触れてみるのもいいものですよ。