ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

珠洲トライアスロン2016参戦記④(ラン編)

トライアスロンの感想に向けて「最大の難関」だと思っていたスイムを無事に終え、不安だったバイクは高順位で帰ってきました。いよいよ最後のラン10kmのスタートです!

ランのコースは、珠洲市の海岸沿いの道5kmを往復するフラットなコースです。これまでに自主練で「トライアスロン練習」と名付けて1日に3種目を行うトレーニングをしてきましたが、やっぱり最後のランは全身が重いです・・・。ドーーーンという重さで「こんなんで10kmも走れるのか???」と自問自答を繰り返します。でも、スイムもバイクも頑張ってきたのに、そこそこ得意なランで歩いたりだなんて、できません。バイクで上がった心拍数のままランに入ったので、かなり速めの5'00"/kmくらいのペースで進みます。2kmごとに設置されたエイドでは、スポンジの水を頭からかぶってクールダウンします。コップの氷水は膝にぶっかけました。

f:id:hatatinokarada:20160903163239j:plain

折り返しのコースなので、僕と同じ青いゼッケンをつけた速い選手たちはゴール間近です。女性もいるので「すごいなぁ」と感心しながら進みます。沿道にはお年寄りから子供までたくさんの人達が応援してくれています。マラソン大会に出場するとそうなのですが、この声援や笑顔に本当に元気づけられます!中でもゼッケン番号を読んで「〇〇〇番さん、頑張って!」という女の子の応援には感動しました。僕もできるだけ声を振り絞って「ありがとう!」と応えました。ランも、僕の5'00"/kmはナカナカいいペースだったようで、グングンと順位を上げます。折り返し地点となる5kmの菅原神社はチェックポイントになっていて、ゼッケン番号が読み上げられます。ここで最後のワンセコンドBCAAを補給しました。 

後半は、友人を探しながらのランニングです。スイムのウェーブスタートで別れてから1度も見かけていません。自分のことで精一杯なので友人のトランジットを見る余裕がなかったので、どんな状況か分かりません。友人は直前に腰を故障していたので、スイムの練習不足が心配でした。でも、僕の8.5km地点(友人の1.5km地点)で、同じサイクルジャージを着た友人を発見しました!!!二人とも早々にセンターラインに寄ってハイタッチします!「最後まで頑張って!」そんな言葉をかけたような気がします。昨年のリレータイプで悔しい思いをしてから、1年間のトレーニングを頑張ってきて、2人ともがゴールできる喜びに浸りながら、残り僅かのランを苦しみつつも楽しみます。ランは最後までペースを落とさず、約50分でゴールできました!

f:id:hatatinokarada:20160903165724j:plain

昨年はオープン参加だったので、剥奪されてしまった「完走者メダル」「フィニッシャータオル」「完走者ポロシャツ」を無事に受け取って感無量です!

f:id:hatatinokarada:20160903170330j:plain

何という充実感!初フルマラソンを完走した時を上回る達成感です!友人がゴールするまでの間に、監督に「あーだこーだ」と報告したり、ストレッチしたり、メダルを眺めたり、写真を撮ってもらったり。そして、僕より後にゴールしてくるトライアスリートを見ては、「あのマッチョマンより速かったんや!」と心の中で密かに喜んでいました。そして、友人のゴールを迎え、最高潮の一場面となりました!

f:id:hatatinokarada:20160903171123j:plain

ゴール地点には、おにぎり、パン、果物、ドリンク、豚汁が無料で振る舞われています。美味い美味いと補給して、友人と監督と検討を称え合いました。そして駐車場付近にあるスーパー銭湯で汗を流してサッパリしました。この時の銭湯は、全身ムキムキのマッチョなオジサンだらけだったので、異様な光景でしたw 「あっち側の人」にはたまらない空間だったことでしょうwww その後、「酒支度」の買物をした後は、宿に戻って、オッサンの宴会です!当然ながら、この日のビールの味は格別でした!でも、ウェットスーツを洗ったり、汗まみれのウェアを手洗いしたり、シューズを干したり・・・道具が多いから用意も手入れも大変で、なかなか落ち着くことができませんでした。

f:id:hatatinokarada:20160903172216j:plain

リザルトの検証、今後の課題や目標は、もう少し興奮が冷めてから。 

Triathlon Lumina(トライアスロン・ルミナ) 2016年 10 月号 [雑誌]

Triathlon Lumina(トライアスロン・ルミナ) 2016年 10 月号 [雑誌]