福知山マラソン2016を振り返って・・・
今回の福知山マラソンは、30kmまではサブ4ペースの5'30"/kmで走り、残りの12kmは「できるだけ粘る」という作戦でした。今年2月に初サブ4した京都マラソンと比べて練習不足は明らかでしたから・・・。スタート前の自分の予想タイムは「30kmの壁」で悶絶して、4時間10分くらいでゴールかなと思っていましたが、思いのほか脚が動いてサブ4ギリギリの3時間58分(グロスタイム)でゴールできました!「30kmの壁」はありましたが、勝因は脚が覚えているピッチを淡々と刻むことができたということでしょうか。いつかまた、福知山マラソンに挑戦する時のために、備忘録的に振り返ってみます。
4時起床 4時半に布団を這い出して朝食(食パン、バナナ、ホットミルク)
5時25分に出発して京阪に乗り三条へ
6時 マラソンバス京都号に乗車 誓約書を提出してゼッケンを受け取ります。バスの申し込みが遅れて現地での受付になると思っていたので、これはありがたかったです。そして、車内で配られた朝食はコチラ。
今からマラソンを走ろうとするには絶対にエネルギーが足りません。家で朝食を食べてきてよかった。なお、サンガリアのスポーツドリンクは僕の清涼飲料水至上でダントツに不味い飲み物でした。是非皆さんにも味わっていただきたいと思います。
7時 京都縦貫道のサービスエリアでトイレ休憩。ここで、マラソン直後に食べるためのおにぎりを購入しました。運動直後に炭水化物を摂取すると疲労が残りにくいと自転車屋さんに教わったのでw 気温は10℃以下、強風でテンションが下がります。福知山の天気予報はこんな感じ。
7時半 スタート3時間前に、バスの車内で配給されたクロワッサンとバナナを食べます。サンガリア製ではないので、味は普通に美味しいです。
8時半 スタート会場の駐車場に到着しました。ここから会場までは徒歩10分の上り坂です。少ないですがもみじが綺麗に色づいていました。
メインステージでは小雨の中、国防さんが演奏していました。カッコいい。
体育館サブアリーナで着替え&ストレッチ。荷物をメインアリーナに置いて、自転車屋さんで繋がった仲間達と集合しました。それぞれのベストを尽くしましょうと挨拶をして元気が出ました。ランニングクラブに所属していない僕には、知らない人だらけの大会で、「仲間がどこかで走っている」と思うだけでも元気が出るのです。
9時45分 貴重品を預けてトイレに行き、ワンセコンドBCAAを摂取
10時05分 スタートブロックへ移動。京都マラソンの自己ベストを少し上回る3時間45分で申請したところEブロックでした。
10時15分 ブロック閉鎖。小雨がぱらついて寒いです。メリノウールの長袖の上から配布されたビニールポンチョをかぶり、さらにその上に100均のカッパを着ていました。京都マラソン参加賞のBUFFを顔にかぶっていましたが、これが助かりました。
10時30分 スタート
【スタート~10km】
スタート地点までのタイムロスは約3分でした。最初の1kmは相当な下り坂です。オーバーペースにならないように気を付けながら走ります。この時点では小雨がぱらついたり、突風が吹いたり。1km付近で100均のカッパは脱いで沿道のゴミ箱に捨てました。そして、2km地点でビニールポンチョも脱ぎましたが、雨がきつくなったらまた切る可能性があるのでズボンのポケットにねじ込みました。さすがにEブロックのスタートだとまわりもサブ4レベルのランナーなので、流れに乗って5'25/km前後のペースで進みます。コースは小規模なアップダウンを何度も繰り返すので、かなり脚を「けずられ」ます。どんどん疲労が溜まってきますが、とりあえず30kmまで耐えられたらいいというくらいの軽い気持ちで走ります。
【10~20km】
10km地点でザバスピットインリキッドを補給。17km地点、福知山の銘菓がエイドで配られるとコース図で確認していたのですが、ボランティアの女子高生が寒そうに持っているのは「もなか」でしたwww そして、誰も取りません。そらそうですよね。走っているのに、口の中の「水分を全部持っていかれる」もなかなんて・・・。心優しい僕は、一番いたいけな女子高生からもなかを受け取り、時間をかけてもぐもぐと。想定外だったのは、直後にコース沿道に牧場があったこと。かぐわしい牧場の香りとパサパサのもなかが絶妙のハーモニー。超気持ち悪かったです。またひとつ、ランニングレベルが上がりました。
【20~30km】
20km地点でワンセコンドBCAAを補給。21kmの中間点を過ぎても5'30"/kmよりも速いペースを保っています。22km地点で、これまで上手く避けてきた水溜りにダイブインしてしまいました。シューズの中に水が浸水して「マメができませんように」とお祈りしながら走ります。コブの神様は猿丸神社ですが、マメの神様は思いつかなかったので伏見稲荷大社にお願いしておきました。
25km地点のエイドで温かい「おしるこ」を貰いました。これは、折り返す前の対面通行の時に見つけていて絶対に取ろうと思っていたのです。激熱やったらどうしようかと思いましたが、ちょうど温かくて飲める「いい感じ」の温度でした。この時点で30kmまで残り5km、ペース走はなんとかなりそうです。
【30~42kmゴール】
30km地点より少し前から脚が終わりつつあるのを感じていましたが、なんとか通過。残り12kmを6'00"/kmで行けばサブ4を達成できそうなので、とりあえず6'00"/kmより速いペースで粘れるだけ粘ろうと進みます。ザバスピットインリキッドを補給。32km地点、いよいよ脚の疲労が酷くなってきました。35km、37km、39km・・・どんどんペースが落ちますが、なんとか6'00"/kmを上回るペースを保っています。雨がきつくなりました。ラスト1kmの坂を歩いてもサブ4を達成できそうです。そしてラスト1km地点、歩くつもりでいたのに、誰も歩いていません・・・。そして、コース両側の歩道にはびっしりと応援の方々が・・・。歩けません。顔を歪ませながら何とか走りました。
そして、ゴール。よく頑張りました。ゴール後に記録証を発行してもらうのですが、目の前に並んでいたオジサン、シューズにICチップを付けるのを忘れていたようで・・・せっかく頑張ったのに記録なし・・・当然ながらガックリきておられました。せめてガーミンやナイキ+で記録が残っていたらいいのになぁと願うばかりです。雨と風がきついので、ゴール後の豚汁の行列には並ばずに荷物のある体育館に引き上げました。前日から風邪っぽかったのですが、喉が痛くて少し悪化してしまったようです。一口も食べたくない「おにぎり」を口に押し込み、プロテインで流し込みます。腰痛が再発しなくて良かったこと、しかもサブ4で完走できたことを嬉しく思いながら濡れたウェアから着替えます。そして、ストレッチもそこそこにバス乗り場に向かいます。本当は、物販ブースでビールを飲んだりお土産を買ったりしたかったのですが、喉が痛いので風雨の中でそれをする気力がありませんでした・・。
15時15分にバスに乗車。京都方面へのバスは3台。朝のアナウンスでは、帰りのバスは満席になりしだい発車するとのことだったので急いでいったのですが・・・この時点で1号車の乗車人数は2人w 暖房が効いた車内、狭い座席で脚をマッサージしながら席が埋まるのを待ち続けます。16時25分にようやく発車。大阪号、神戸号も同じ感じだったので、次回からは16時にバスに着いても十分です。三条に到着したのは19時。京都市内は雨が降っていないのが幸いでした。
天候が悪かったものの、後半に失速したのは練習不足なので、地力が足りていないことを再確認しました。一方で、当初の目標通りサブ4ペースで30km走はクリアしましたし、おまけにサブ4だったという結果には満足しています。福知山マラソンは、音楽や鳴り物が少なかったものの、沿道からの「掛け声」はこれまでのどの大会よりも大きくて力になりました。最後の1kmを駆け上がれる力をつけたら、いつの日かまた挑戦したいです。この日の夜は、ビールでプロテインとパブロンを流し込んで、ぐっすりと眠りました。