アラ4オジサンの読書感想文「とっぴんぱらりの風太郎」
脱スマホ半分宣言をして、通期電車の時間の1/3はスマホ、1/3は超満員でバンザイして吊革にぶら下がり、1/3は楽しみにしている本を読んでいます。今回は「プリンセストヨトミ」で有名な万城目学の「とっぴんぱらりの風太郎」です。
主人公は伊賀をクビになったニート忍者。時代は豊臣から徳川に代わる、まさに大阪冬の陣と夏の陣が舞台。2016年の大河ドラマだった真田丸も出てくるし、忍者の「技」もたくさん出てくるし、登場人物の心情や仕草も的確に描写されているので最後まで超楽しんで読めました。
でも残念だったのは、話が「難しい」ことです・・・。伊賀をクビになった後も主人公の風太郎(ぷうたろう)は伊賀から使命を受けて、伊賀に戻るべく働くのですが、その裏側にある世界が難しすぎて、ところどころ理解できなかった部分がありました・・・。これは読解力のある御仁ならもっと楽しく読んだのでしょう。でも、おばかなアラ4オジサンも楽しかったので、誰が読んでも楽しいと思いますよ。
エロはほんの少しだけ。血なまぐさい戦闘シーンもあるので、女子大生にはどうかな。白熱の戦闘シーンは、野球少年も文学青年も脂ぎったオジサンもホクホクしたお爺さんもワクワクすること間違いなしです!