ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

アラ4オジサンの読書感想文「握る男」

バブル以前の昭和の時代、寿司屋に弟子入りした男が主人公の物語です。年下で後輩弟子の「ゲソ」は稀代の策略家。バブル期に乗じてゲソは外食産業の帝王となり、主人公は「番頭」として会社を支えます。そのストーリー展開は、策略、人間模様を含めて傑作です。 

握る男 (角川文庫)

握る男 (角川文庫)

 

 ネタバレになるので詳しくは書きませんが「寿司を握る」「キンタマを握る」「金を握る」それがタイトルの「握る男」になっています。

 僕の面白い本のバロメーターは「夢中になりすぎて電車で降りる駅に気づかない」なのですが、通勤電車で度々そんなことがありました。
男に生まれてきたら、3年に一度は読みたい傑作です。