ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

珠州トライアスロン2018参戦記

いつもは珠州市内に宿泊しているのですが、定宿が取れなかったので、珠州から1時間離れた穴水に宿泊しました。でも、怪我の功名で穴水の美味しい能登丼の海鮮丼を食べれたので良し。大浴場で体をほぐしてビール500mlだけ、乾杯。10時前にベッドイン。

3時半起床。おにぎり2個、バナナ1本、牛乳。雨音を聞きながらストレッチ。天気予報を見ると、珠州は昼前まで雨。前日に確認した波の高さから、スイムはないと確信。雨は嫌だなぁと思いながら、超適当に日焼け止めを塗ったのですが、これが失敗。レース中に大後悔することに・・・。

4:40出発。コンビニに寄って5:55会場に到着。駐車場でスイムの中止のアナウンスを聞きました。3種目やるもりでトレーニングを重ねてきたので残念なような、ホッとしたような。とりあえず、バイクを持って、受付を済ませてトランジットにセッティング。天気予報は雨なので、リュックではなく、ビニール袋スタイル。ドリンクのボトルは2本。水とポカリ。

6:45監督達に激励されてスタート地点の砂浜へ。スイムがあれば、7:00スタートだったのが、7:30スタートと遅れる上に、50人ずつ3分おきのウェーブスタートなので、8時過ぎのスタート。陽射しのある砂浜でストレッチしたり、中書島のスイミングスクールの友人達と話したら少し緊張がほぐれました。

8時過ぎ、スタート。砂浜でからバイクのあるトランジットエリアまでジョギングで。砂まみれの足をタオルで拭いて靴下と靴を履いたらスタート。元気いっぱいなので、踏みたい気持ちを抑えながらも、後ろのウェーブに抜かれると焦ってくるので、サイコンのパワーを見ながら・・・平地は160w程度に抑えて走るつもりが向かい風もあって180w以上で走ってしまいました。雨は降らないどころか、お日様さんさんでジリジリ焼けているのがわかります。ボトルの水を頭と膝にかけながら、上りで高級カーボンバイクを抜いて、平地で抜かれるの繰り返し。45分に1回の間隔でジェルで補給しました。これ以上短い間隔では胃が受け付けない感じ。51kmの周回コースを1周目は昨年とほぼ同じ1時間50分でした。監督2人に見送られて2周目へ。まだまだ脚は元気でした。

2周目に入ると時差スタートのBタイプの選手達と一緒になります。すごいスピードで抜いていく選手、上りで急に失速する選手、下りで全くスピードを出さない選手、色んな選手がいるので、なかなか思うようには走れません。ドラフティングしないように気をつけながら安全第一で走りました。でも木の浦の峠あたりから古傷の腰に違和感が・・・。向かい風の中で下ハンを持って低姿勢で固まっていたのが原因だと思います。2年前のBタイプで腰痛が爆発した嫌な記憶が蘇ります。途端にペースが落ち、脚からも力が抜けました。70kmあたり、前半から160wを超えるペースで踏んでいたツケが回ってきたようです。周りのAの選手も軒並み失速。1周目で周りに流されずにペースメイクできなかったのは猛反省です。大谷峠の手前のエイドステーションでとうとう止まってしまいました。腰を伸ばして、ボトルに水を入れてもらってレモン、スイカ、バナナを補給しました。ここからは完全にサイクリング。中書島スイムで一緒の方を見つけて背中を追いかけました。大谷峠は前半の緩斜面もインナーローで情けない感じになりました。大谷峠の激坂の手前のエイドステーションでも休憩。バイクから降りて腰のストレッチ。腰痛が爆発しないことを祈りながら激坂区間を耐えきりました。下りはまだ残っている脚を使いつつ、次のランに備えてジェルで補給したり、水を膝にかけたり。2周目は1周目から20分も遅い2時間10分もかかりました。トータル4時間くらいかかるとは思っていましたが、レース展開としては最低でした。腰も痛いし・・・。

ランに入る前に、ウイダーinゼリーを1本飲んで、トイレに行きました。エイドステーションで水をもらい、監督のもとへ。念のために預けていたロキソニンを飲みました。腰が痛いから、ランはかなり時間がかかることを伝えてスタートしました。でも、ランのスタート直後にハートレイト(心拍計)のバンドが緩くなって胸からずり下がってきました。走りながらは直せないので歩きながら・・・でも直せないので、止まって長さの調整。次回からはいい長さで縫い付けておくなどの改善が必要です。最初の1kmは8分以上かかりました。その後は6分少々のペースで、脚を残しつつ、無理せず腰痛の気配を伺いながら走りました。ここで大谷峠で一緒だった中書島で一緒の方とまた遭遇。日陰のないカンカン照りのコースを暑い暑いと言いながらしばらく並走。ちゃんと日焼け止めを塗らなかったことを激しく後悔しました。でも雨予報だったことを考えると全然いいと言い聞かせてタンタンと。約2kmおきにあるエイドステーションに全て止まりながら、頭から水を浴び、レモン、スイカ、氷を食べました。Bタイプの折り返し地点、ミシュラン、郵便局、レストラン浜中、見慣れた景色を通り過ぎると11km付近で見附島の折り返し地点です。塩飴を食べて電解質を補給。真夏の練習でバイク100km走の後に16kmまでは走れていたので、そこまでは走れるはずだと言い聞かせて走りました。ゴールしたらスーパー銭湯の水風呂に入ることばかり考えてました。そして、18km地点、とうとう歩いてしまいました。ちょっと走っては歩いて・・・の繰り返し、ペースは8分/kmまで落ちました。それでもラストは走ってゴール!中書島メンバーや監督とハイタッチして感無量のゴールでした!ランは2時間40分。天候を考えたら、そんなものかなと思いますが、来年は練習でもしっかりと23kmを走っておかないと、ぶっつけ本番アドレナリン頼みの淡い期待はダメだと骨身に染みました。

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15時前にゴール、キンキンの水風呂でクールダウンして、宿まで我慢できずに乾杯!

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来年はもっと密度の濃い(レースを見据えて追い込んだ)練習を積みたいと思います。

応援してくれた監督や友人、大会関係者、スタッフ、沿道で声援をくれた皆様、本当にありがとうございました。とても楽しい「オッさんの夏の思い出」になりました。4年目ですが、やっぱり珠州は最高です。 

レースに勝つための最強トライアスロン トレーニング

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