京都マラソン2020参戦記
いつか京都マラソンに当選するときに備えて、また、このページに辿り着かれた未来のランナーのために備忘として参戦記を残します。
受付は金曜日の仕事終わりに済ませました。
新型コロナ肺炎が流行しているので「おこしやす広場」も足早に通り過ぎました。ブースの皆さま、不愛想ですみませんでした。
華やかなエントランスで気分も⤴️
土曜日は当日に備えて6時に起床。散髪からの4kmウォーキングは昨秋にサブ3.5を達成し神戸マラソンの調整方法です。ストレッチ三昧の一日を過ごして、夕食はカルボナーラとキッシュでカーボローディング。22時にベッドイン。
【起床~スタート】
いよいよ当日。
5時00分 起床、食事、ストレッチ、着替えなど。力強い雨音が聞こえます。
6時45分 出発して阪急西京極駅へ。それなりの雨が降っています・・・
7時50分 更衣エリアの「わかさスタジアム」到着、トイレ、着替え
8時の気温は10度。当日は最高気温が16度まで上がる予報なのでウェアは半袖を選択。BUFFは持ってくるのを忘れてしまいましたが結果的に不要でした。配布されたビニール袋と100均カッパだけで,手袋もカイロもつけませんでした。10km地点くらいまでは手先が冷たかったので手袋はつけた方が良かったかも。これまでは外のベンチで着替えていましたが、今年は雨だったので大混雑のスタジアムの通路で着替え。テーピング等も家で済ませてきて正解でした。西京極駅で着替えている人もいましたが、ランナー以外の鉄道利用者のことを考えると「何だかなあ」という感想です。
8時10分 荷物預け(制限は8時15分)、トイレ、ブロック整列
8時44分 ブロック整列の〆切
雨が降っていますが、気温は高いので辛さはないです。数年前の笹山マラソンは低温の土砂降りの中を完走したので、それに比べれば格段にいいコンディション。テンション上げて行くぞーって何度も自分に言い聞かせます。
8時55分 BCAA
9時 スタート、Bブロック後方からは1分12秒のロス。比較的少なくて安心。
【自己ベスト更新(3時間27分を切る)の作戦】
昨年12月の奈良マラソンで出した3時間27分(4’55”/km)が自己ベストなのでその更新が目標です。奈良マラソン後は左ふくらはぎの違和感もあって3時間25分に向けた練習(4’51”/km)まではできていないという自己診断。とにかく4分55秒以内で走れるように気を付ける作戦で挑みました。
【0~10km】
昨年の京都マラソン2019では前半のペースを抑えて入ったことが裏目に出て3時間32分の記録となった反省を踏まえて、今回はスタートから積極的に攻める展開を心がけました。さすがにスタート直後やコーナーでは混雑でペースが落ちますが、腕を振って攻めた結果、最初の1kmは5分21秒でした。(昨年は5分40秒)その後は4分40秒台で流れに乗って走りました。8kmあたりからの「きぬかけの道」はアップダウンが続きます。9~10kmの上りでは5’12”までラップが落ちました。
10kmの通過は49分11秒(ネット)で、平均ラップは4分55秒/kmでした。最初の1kmのロスを10kmまでに取り戻せたのは大きかったです。
【10~20km】
10km地点でザバスピットインを補給。
立命館大学までの「きぬかけの道」のアップダウンは12kmくらいまで続きます。少しオーバーペースなのが気になりますが、上りでラップが落ちることも想定して下りと平坦は4分40秒台で走りました。母校の立命館大学のチアと応援団の応援は毎年めちゃくちゃ元気が出ます。西大路通の平野神社から北大路通、今宮神社からの大宮通、御薗橋からの加茂街道とずっと緩やかな上りが続きます。西賀茂橋を渡って北山通まで戻ってきたら20kmです。
この10kmは48分39秒で、平均ラップは4分52秒/kmでした。
【20~30km】
中間点の21.1kmの通過は1時間43分08秒(ネット)で、平均ラップは4分53秒/kmでした。
21km地点でBCAAを補給。「北山駅のローソン前」で友人の応援があると思っていたら会えなくて残念な気持ちで走っていたら、「松ケ崎駅のローソン前」の間違いで友人の応援で元気が出ました。25kmあたりから急に足が重くなってきました。火曜日と木曜日の筋トレが効いているようなので、次回からは直前の週の筋トレは休もうと思います。
昨年に苦しめられた風は弱く、辛いながらも淡々とレースは進みます。この辺りで雨が上がり気分も晴れました。昨年は植物園内の走路が狭い影響でペースを落としてしまいましたが、今年は意識して走ったので5’00”/mまでしかペースが落ちませんでした。
この10kmは48分55秒で、平均ラップは4分54秒/kmでした。
【30~40km】
30km地点でザバスピットインを補給。ウエストポーチ(ゼッケンベルト)が空になって走りやすくなりました。
予想通り、鴨川の河川敷は未舗装なので雨でぬかるんで泥んこです。足をとられたり、水たまりや遅いランナーを抜くのにかなり疲弊しました。アスファルトと違って地面の反発力がなくペース維持が大変です。途中、トライアスロン仲間の応援があり、ありがたかったです。丸太町通の折り返しでAブロックスタートの友人を発見。1分少々の差なのでちょっと追いつくのは厳しそうですが、とにかく腕を振って追いかけました。京都市役所辺りでまた雨が・・・。コーナーやターンで減速と加速をする度にふくらはぎとハムストリングスがピキピキと攣りそうなので慎重に走りました。京都大学付近にある最後の上り坂に向かう川端通(38km地点)で先ほどの友人に追いつきました。足が痛かったらしく、かなり辛そうにしていたので、背中を叩いて「頑張ろう!」と声をかけました。この辺りで自分もいっぱいいっぱいで、もがきながら坂を上りました。周りのランナーもきついらしく随分と抜くことができてモチベーションの維持になりました。沿道から「せっかく走るんやから笑顔になろうよ!」という声にも助けられました。かなり効果あります。このテクニックは次回のマラソンやトライアスロンでも使えます。
この10kmは48分58秒で、平均ラップは4分54秒/kmでした。
【40km~ゴール】
東大路に入ってからの最後の2kmが長かった。脚がきついのですが、何とかペースが落ちないように腕を振って息を吐いて走りました。時計を見ながら、脚さえ攣らなければ自己ベスト更新を確信。そして、平安神宮のゴール地点へ。
Stravaとは若干ずれていますが、公式記録は3時間26分20秒でゴール!
自己ベストを約1分更新しました!
後半のハーフは1時間43分12秒でした。前半が1時間43分08秒だったので、レース全体を通じてイーブンペースで走ることができました。よく頑張ったと自画自賛です。
が、40歳代前半男子で250位。まだまだ速いオジサンがいっぱいいます。
【ゴール後】
本田望結ちゃんとアイコンタクトで抱擁を交わし、フィニッシャータオル、メダル、スポーツドリンク、おにぎり・・・を受け取って更衣エリアへ。しばらく放心していましたが、コロナ的にも長居しない方がいいのでプロテインを摂取したら、ビチャビチャのウェアを着替えて、無料配布の味噌汁を飲んで、そそくさと帰りました。
【次回の京都マラソンに向けて】
・アップダウンがあるので数キロの平均ラップで目標ラップとの乖離を確認
・序盤からハイペースで突っ込む(当然そのための練習を積んでおく)
・直前1週間の筋トレは自粛
・雨の場合は家からウェアを全部着ていく
・2月のマラソンは気温が高めでも手袋は着ける