ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

珠洲トライアスロン2019参戦記

トライアスロンを始めた時からの目標だった珠洲トライアスロンAタイプを遂に完走しました!!!

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3年前にトライアスロンデビューしてから故障を繰り返しながらの目標達成です!

2015年 友人たちと珠洲のリレータイプに出場、ロードバイク購入

2016年 泉南スプリントでトライアスロンデビュー、珠洲B完走・腰痛爆発

2017年 大阪城スプリント、珠洲Bを余裕で完走

2018年 近江八幡を完走、珠洲Aに出場するも台風の影響でスイム中止

2019年 セントレアを6時間切りで完走、珠洲Aを7時間30分ちょいで完走

来年の自分のため、このページを見てくださったトライアスリートのために備忘録として参戦記を残します。

【スタートまで】

4時30分 起床、朝食(レーズンブレッド850kcal、ホットミルク2杯、バナナ1本)

5時30分 出発

6時   会場に到着、「あー!スイムキャップ忘れた!!!」と叫ぶ

     ロードバイク、T1,T2の用意をトランジットエリアにセット

     受付を済ませ、ウェットスーツを着てから本部に泣きつく

     ナンバーなしのスイムキャップを1000円で売っていただき一安心

6時40分 眼鏡預け、入水チェック、アミノバイタル、試泳

     海岸にエイドがあって水やスポドリが飲めます。

【スイム編】

9時10分 第3ウェーブ(最終組)でスタート。目標はできれば55分、プールで2500mを泳げる60分が現実的な目標です。バイクトランのためにゆったりと泳いで体力を温存する作戦でした。が・・・、試泳の時から感じていましたが、波が高い!!波が来るたびに海岸に戻されます。波の頂点で息継ぎをしないと海水を飲みまくりです。こんなに高い波は初めてでした。珠洲湾の水位が3cmほど下がるくらい飲んでしまいました。。。コースは625mで折り返す1250mを2周回です。波に戻されて全然進まない区間と、あっという間に進む区間が交互にやってきます。途中で顔がチクチクしたのでクラゲに刺されたかと思いましたが、後で友人に聞いた話だとプランクトンなのだそうです。スタートして泳ぎだした時は絶望的な感じでバシャバシャやってましたが、なんとか1周回を30分でクリアしました。水で口の中の海水を流して、強い気持ちで2周目へ。ウェットスーツの首のマジックテープの部分が擦れて痛いです。痛くない左呼吸に変えたりしながらも、進まない区間は必至で腕を回しました。1周目に「どの辺りが進まないのか」を学習していたので気持ちは余裕をもって泳ぎましたが・・・疲れてきた後半は潮に流されてロープやブイに何度も激突して、ライフセーバーさんに「ゴールは向こうですよっ!」って声をかけられました。結局、2周目は33分、スイム合計63分でした。海岸に上がったところで、いつもプールの練習会では絶対に勝てないくらい実力差のある友人が目の前にいたので一気に元気が出ました。ガーミンでは3000m泳いでました。

【バイク編】

前回のセントレアから5本指靴下を履くようにしているのでT1は10分少々かかりました。まだまだ沢山のロードバイクが残っているのでスイムをそこそこ上位で帰ってこれたことに気をよくしてバイクスタート。目標は2周で4時間切り&ランに向けて脚を使い切らないこと。そのためにパワトレで指導を受けている自転車屋さんの教えを守り、特に1周目は「踏みすぎない」ように平地と坂道の上限パワーを自分の中で決めて走りました。スタートして10kmほどの地点で50mほど前にいたロードバイクが縁石に乗り上げて大クラッシュ。急遽、停車して「大丈夫ですか!!」と声をかけるも返ってくるのはうめき声だけ・・・。後続もどんどん止まって声をかけるものの、起き上がってはいるもののかなり痛そう。レース中なので誰も携帯なんて持っているわけもなく、腹をくくって僕が数分戻ったところにあるエイドステーションに連絡しに行くことにしました。明日は我が身ですし、優勝争いをしているわけでもないのにスルーするのは後味悪いですしね。その後も無理にタイムロスを取り戻そうとはせず、パワーメーターを睨みつけながら、珠洲の海岸線の絶景を楽しんで走りました。大谷峠の手前のエイドでバナナを補給。大谷峠も昨年の反省を生かして踏みすぎずに淡々と。最後の旧道の激坂も斜度がましなアウトサイドを回ってクリア。下りは空気抵抗を意識して少ないパワーで走りました。1周目は1時間59分でした。2周目はBタイプの選手も一緒になりコース上の人口密度が上がります。その分、危険度が増すのと、意図せず車間が詰まってドラフティング状態になるのも注意が必要です。2周目の途中でボトルの水(粉飴)が切れましたが、大谷峠を少ないパワーで上るためにボトルには補給せず。その分、大谷峠の手前と峠と下りの3か所でエイドステーションに止まりました。おかげで2周目は2時間3分。バイク合計で4時間ちょいでした。

【ラン編】

T2は3分でしたが、ラン計測地点の直後にあるトイレで2分ほどロス。ランの目標は5:30/kmペースの2時間7分です。応援に来られていたスイム練の友人を見つけて通貨状況を確認。同じAタイプに出ている友人が先行しているとのことなので、とにかく追いかけることにしました。ここでの誤算は天気予報では曇りか雨で気温が上がらないはずだったのに快晴で日影が全然なかったことです。せっかくバイクでセーブして走ったのに暑くて思うようにペースが上がらず・・・。2kmごとのエイドと前の選手を追い抜くことをモチベーションに足を前に出して腕を振りました。昨年は18km地点から歩いてしまいましたが、今年は後半になるほど身体が動きました。淡々と5:30/kmのペースを刻み、2kmごとのエイドもスポンジ・水・レモン・スイカを高速でゲットして、すぐに立ち去るスタイルです。結局、アベレージは5:38/kmで2時間11分でした。最後まで先行していた友人を見つけられず、追いつけなかったなぁと思っていましたが・・・何と途中のエイドで抜き去っていたようです。

【総括】

記録は7時間30分ちょいで初の珠洲Aを完走しました。ゴール後は座り込んだものの、回復のために、豚汁・おにぎり・フルーツ・水をしっかりと補給しました。その後、友人たちと合流して集合写真を撮ったり撮られたり。2019年のトライアスロンシーズンが終わる寂しさと目標にしていた珠洲Aを完走できた達成感で至福のひとときでした。

次の目標は珠洲Aでの7時間切りとロング(宮古島、五島、皆生、佐渡)の完走です。どちらも故障なく達成するにはまだまだ実力不足なので、また一年間、今の気持ちを忘れずにトレーニングを頑張ります。

大会関係者の皆様、沿道の皆様、共に頑張った選手の皆様、本当にありがとうございました。