ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

満月堂のシュークリーム

京阪沿線住民は「こわた」と呼び、JR奈良線沿線住民は「こはた」と呼び、一部の原住民は「こばた」と呼ぶ、京都市伏見区と隣接する宇治市の地に「木幡」という地名がある。
なぜ、こんなことになったのかは不明。
僕は、もともとこのあたりに住んでいたことがあって京阪沿線住民だったが、「こはた」と呼ぶことが多い。

子どもの頃、ザリガニ釣りに行ったり、沼地を「探検」しに行った木幡池という池と言うかドブ沼というような「こはたいけ」がある。
昔はブラックバスを釣っている少年や青年が多かったが、今や、冬場になるとバズーカ砲のような超望遠レンズを抱えたカメ爺やカメ婆が三脚を構えている。どうも渡り鳥を待っているらしい。
三脚を構えて電車を待っている僕も、電車に興味の無い人には「モノ好きな暇人だなぁ」と写っていることだろう。

大昔は、巨椋池といって、このあたりから、宇治市城陽市にまたがる巨大な湖沼があった。
大規模な干拓事業が行われ、住宅地や田畑が出来た代わりに漁業が衰退したことは小学校の社会の時間に習った。
僕が少年だった30年くらい前は、このあたりも巨椋池の名残を残す、宇治川から木幡池、堂の川、山科川とつながる湿地帯だった。
時代は変わり、特に堂の川は、埋め立てられて住宅地になっている。
ほんの少し前の情景を知っている人は、元沼地の埋め立て地なんか買わないだろうと思っていたが、パデシオンも住宅地も好評に売れているようだから不思議なものである。
1年くらい前にジョギングがてら通ってみたら、案の定、道路は整備から2年くらいで約5cmくらい沈んでいた。住宅地は基礎を打っているから、すぐには沈まないけれど、道路は基礎が無いから沈む。恐ろしや。

話は戻って、木幡池の北側のほとりに『満月堂』という和洋折衷の菓子店がある。
店舗奥で作っているので、スーパーで売っているお菓子より格段に美味しい。そして、百貨店の高級なお菓子より少し安い。
住んでいた頃は、桜餅や花見団子、チーズケーキやシュークリームをよく買いに行った。
どれも、週末の3時のおやつには「ちょっとした休日の贅沢」を味わえる素敵なお菓子である。
先日、久しぶりに前を通ったのでシュークリームを買った。

満月堂シュークリーム

駐車場が細長くて停めにくかったり、レジに並ぶ場所が無いのでオバサンに順番抜かしをされたりと難点はあるが、心と時間に余裕を持って買いに行きたい。
人気店なので、季節のお菓子は早々に売り切れていたりするので午前中がお勧め。
お店には子どものお絵かきコーナーがあったり、ピアノがあって演奏会もされているよう。
我が町に一軒、あって欲しいお菓子屋さんである。