清水寺といえば
年末の午後、久しぶりに息子と娘を連れて出かけた。
行先は息子のリクエストで清水寺。
小学校で京都市内の世界遺産の入場料が無料になるチケットを貰ってきていたので、本人に行きたいところを選ばせた。
道中、娘に「どこに行くか知ってる?」「何があるか知ってる?」を繰り返し、「清水寺」の存在をインプットする。
変な着物を着た外国人でごったがえす茶碗坂を上り、清水寺に到着。
京阪清水五条駅から徒歩20分ほど。
「清水の舞台」から下を覗き込む。
京都検定3級ホルダーの実力をいかんなく発揮し、
「13メートルもあるんやで」
「この舞台は釘を一本も使わずにできてるんやで」
「思い切って何かすることを「清水の舞台から飛び降りる」って言うんやで」と教える。
うんうんと興味深そうに頷く息子と「ふーん」と分かってなさそうな娘。
本堂をお参りすると、2015年の漢字「安」が飾ってあった。
知らないと読めない。
対岸から眺める清水の舞台は壮観だけれど、外国人が多すぎて人いきれで疲れる。
音羽の滝は大行列だったのでパス。
下から見上げる舞台も迫力満点。
娘に質問。
「思い切って何かすることを、何の何って言うんやったっけ?」
「うーーーん。えーーーっと。わからん。」
「清水の舞台から飛び降りるって言うんやで。」
「あっそうやった。」
大混雑の産寧坂を抜けて京阪電車に乗って三条駅近くの喫茶店へ。
娘に質問。
「思い切って何かすることを、何の何って言うんやったっけ?」
「うーーーん。えーーーっと。清水寺からヤッホー!!」
まぁ、清水寺というキーワードは覚えたようなのでよしとするかな。
ビールを置いていない珈琲店に入ってしまったのが残念だったけれど、パフェとみつ豆を美味しそうに頬張る二人を見て僕も満足。
本当は坂上田村麻呂が狩りに来て殺生を戒められたことから、自宅を寄贈したのが本堂だとか話したかったんだけれど、それはまた5年後か10年後に話をしよう。
その頃には2級ホルダーになっていたい。