ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

ホダキング 収穫の目安はヒダヒダチェック

ホダキング栽培15日目にして収穫祭を開催。
収穫祭というと連想するのは「サンクス・ギビング・デイ」というアメリカの感謝祭。
狩猟民族が七面鳥を丸焼きにして収穫を祝う休日である。
とは言え、僕は鎖国政策を続けているの日本人なので、実物を知らない。
知っているのは、中学生の時の塾の英語で使っていた「プログレス」という超難解な教科書に載っていた長文の内容。
英和辞典を片手にウンウン唸りながら読んだ。
予習として、読み方や訳を調べて行かなければならなかったけれど、単なる「単語の継ぎはぎ」ではなく、「物語」や「解説文」に近い文章で、自分の言葉で訳にしたほうがいいと気づいたのはこの頃だったか。

日本人は農耕民族なので、我が家の収穫祭は、ホダキングで栽培した椎茸タケ子を食す。
数日前から「もう食べれるかな?」という大きさまで育っていた。

<11日目の様子>
ホダキング11日目01

Google先生で調べてみると、収穫のポイントは2つ。
1 傘の裏のヒダヒダが見えるようになったら収穫OK
2 収穫は、手で捥ぐのではなく、ナイフで軸の根元で切り取る。
ということ。

ヒダヒダ管理のために、愛しきタケ子達に名前をつけた。敦子、優子、みなみ、麻里子、麻友、珠理奈・・・。
「敦子のヒダヒダは食べごろかな?」「オジサンがチェックしてあげようね」と優しく声掛けしながら、下から傘をまくりあげてヒダヒダをチェック。
14日目の朝、ヒダヒダはまだ奥のほうに隠れている。

<14日目朝の様子>
ホダキング14日目朝

15日目、降りしきる雨の中、敦子は頬を赤らめながら大人になったヒダヒダを披露してくれた。

<15日目の様子>
ホダキング15日目夕方

カッターナイフで根元を切って収穫。この時点でいい香りがする。
軸は意外と硬くて切りにくい。
心配していたナメ夫の毒牙にもかからず、大人になったタケ子。僕も通報されずに済んだ。
説明書に書いてあったとおり、ジャスト15日目に7本同時に収穫。

ホダキング収穫01

椎茸料理で一番好きな、傘にチーズとベーコンを乗せてピザ風に焼く料理で食す。
自家栽培のパセリやバジルを散らそうかとも思ったが、今回は椎茸の香りを存分に満喫するためにハーブ類は敬遠。

ホダキング収穫03

肉厚で、ジューシーで、香り高い。
チーズやベーコンの味や香りに全然負けていない。
「採れたては美味しいだろうな」という想像を遥かに上回る美味さ。

感動。
愛情こめて育てた甲斐があった。

ホダキングは収穫後に休ませながら使うと、3〜5年は、また生えてくるという。
ホダキングを買い足して、我が家の裏を「タケ子栽培工場」にしたい。
鍋、天麩羅、吸い物、・・・夢は尽きない。

現在の椎茸単価 ホダキング1522円÷延べ収穫本数7本=217円