ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

長野マラソン2015 旅ラン日記1日目(前編)

6時に起床して朝食。
在来線で京都駅に出て、7:06発のぞみで名古屋へ。
名古屋駅10番ホームから、8:00発ワイドビューしなの3号で長野へ。

ワイドビューしなの3号

乗車すると、「車内販売はしておりません」とのアナウンスなので、Kiosk的な売店でお菓子を買う。
ワイドビューというだけあって、窓がデカい。が、連日の黄砂で窓が汚れているのが残念。
JR東日本さん、展望を「売り」にする特急なら毎日洗車して欲しい。
それでも、車窓から見える冠雪したアルプスは雄大で、満開の桜はテンションを上げる。

車窓からの槍ヶ岳穂高岳

やっぱりD90持ってくるべきだったかと思うも後の祭り。手持ちの装備で目一杯楽しむ。
京都盆地にはない、高い山の稜線が「スゲー!」と心踊る。

槍ヶ岳穂高連峰のすぐ近くを走るのでGoogleマップと睨めっこしながら、到着後の行程を練ったり、夕食処を探したりしているうちに、案外早く3時間が経過して11時前に長野駅に到着。

善光寺口から出てコインロッカーに荷物を預け、バスに乗る。
目指すは、100名城の松代城

善光寺口3番乗り場

バスに揺られること約30分。
長野電鉄の松代駅に到着。650円。高い。
駅舎は残っていて、今はタクシーの待合所。

松代城はもともと海津城と言って、武田信玄の家臣、真田氏の居城。
小学生の頃に中井貴一主演の大河ドラマでよく出てきていたので、30年近く経った今も覚えている。
真田氏も真田十勇士などの本を読んでファンなので、松代城に来ることができて嬉しい。
2016年には真田丸という大河ドラマが決まっているようで、先取りできて更に嬉しい。

松代城は桜吹雪。
満開には数日遅いけれど、残雪の北アルプスを背景に石垣と桜が最高の景色だ。

桜散る松代城

100名城の本によるとスタンプ設置場所はお城の管理事務所になっていたが、近くの真田邸に移転していた。

松代城のスタンプ移動

入館料を儲ける作戦に出たかと思いながら無事に100名城のスタンプをゲット。

松代城スタンプ

長野方面へ戻るバスまで少し時間があったので昼食を取ることに。
かといっても、お食事処に入る時間もないので、信州名物「おやき」に再チャレンジ。
再チャレンジと言うのは、何年か前にバイクツーリングで信州に来た時に食べた「おやき」が激不味だったので、「二度と食べたくない郷土名物」No.1なのである。
しかし、素晴らしいロケーションに免じて再チャンスを与えることにした。

おやき

結果、「本当にもう二度と食べたくない郷土名物」に登録。
残念なものでお腹を膨らせてしまった。
夕食こそは美味しいものを食べると心に誓ってバスに乗った。

次に向かったのは、川中島古戦場。
言わずと知れた武田信玄上杉謙信が5度も合戦を繰り広げた場所である。
今は公園として整備され、一角に小さな神社がある。
政教分離的に大丈夫かなと心配しつつも参拝して、お目当ての写真撮影。

川中島古戦場の謙信

謙信、大迫力。
僕が信玄なら、座ったまま敵の刀を軍配なんぞで受け止めただろうか。
きっと立ち上がり他の獲物で戦っただろう。
信玄は、やはり肝が座っていたのか、それとも腰が抜けていたのか。
こちらの公園の桜は散り初め。

公園の片隅に首塚がある。
この首塚は信玄が合戦の後に敵味方なく葬った塚であるが、これに感銘をうけた謙信が、後に信玄が塩不足で困っていた時に塩を送ったことから、「敵に塩を送る」の語源となった塚である。

川中島古戦場の首塚

しばし、500年前に思いを馳せながらバスを待った。
そして、荒木というバス停で降りて、マラソン受付会場のビックハットへ。約10分歩いて到着。
広くて綺麗な会場。
導線も広く確保されていてスムーズに受付完了。

長野マラソン受付会場01 長野マラソン受付会場02

名前が掲載される信濃新聞200円と自分が撮影されるDVDを注文。
DVDは送料を含めると躊躇するお値段だが、グダグダの後半のフォームを再認識するため、と割り切って注文。

14時半、一通りブースを見て長野駅行きのシャトルバスに乗る。
大通りはマラソンコースになるのであろう、通行規制の立て看板が見られる。
程なく長野駅に到着。
オリンピック開催都市ならではのマンホール蓋をゲットして、コインロッカーで荷物を回収。

長野マンホール01 長野マラソン受付会場02

駅から徒歩1分という触れ込みのホテルに徒歩3分くらいで到着。
15時過ぎ、長野観光はまだまだ続く。