5月の柏餅に続く、6月の朔日餅は「麦手餅」。
「朔日餅」と書いて「ついたちもち」と読む、毎月1日に伊勢の赤福が販売する特別なお菓子である。
6月の伊勢千代紙の包装紙は、麦の穂。
京都では馴染みが無いが、6月は「麦秋」とも呼ばれ、麦の収穫季節だそうだ。
そういえば、ビワイチの途中にも水田に混ざって麦畑が結構あった。
田植えと麦刈りを頑張った農家の人々が豊作に感謝するために食べたのが、この麦手餅だそう。
黒糖の効いた餡と香ばしい麦が大人の風味を醸し出している。
温かい麦茶に、麦手餅。
ここに麦酒が加われば、今夜は麦の三冠王。
でも、心を鬼にして、平日は禁酒。