3級ホルダーの京都案内(圓光寺 青もみじ)
雷雨が明けた朝の空気は凛と澄んでいた。
今日の休暇は大当たりだ。
来月からは少々忙しくなるので、今日はフル充電。
電車に乗ろうか、走ろうか、泳ごうか、迷った末の選択は「撮る」。
目指すは前々から気になっていた『圓光寺』。
観光協会などのHPにも載っていないし、観光バスで直接乗り付けるのも不可能な道の狭さなので、混雑していないことを期待してのチョイス。
まずは、叡山電鉄「一乗寺駅」で下車。
叡山電鉄は駅の雰囲気が素敵だ。
ICカードが使えない不便さもチャラだ。
駅から徒歩15分のはずが、iphoneのグーグルマップに騙されて30分のウォーキング。
無事に到着。入山料500円也。
この『圓光寺』は、徳川家康ゆかりの学校だそうだ。
最初に迎えられるのは「奔龍庭」という、字の如く、龍を模した庭。
龍の顔、尾びれ、尻尾が見えて、超かっこいい!
この庭だけでも来た甲斐あった。
般若心境の活版や丸山応挙の絵も展示されている。
窓から見える庭に心浮き立ち、展示物は足早にスルー。
そして、くぐり戸の向こうの「青もみじ」の世界へ。
庫裏の縁側で、風の音、水の音を聴きながら、贅沢な撮影タイム。
流石に平日の午前中。静かな観光をたっぷり満喫。
そして、手水鉢は「水琴窟」という素敵過ぎる水音を聞き入ってから、庭園の散策へ。
丘を登り家康公の分骨されたお墓の前からは、洛北から市街地を見下ろす絶景。
秋の華々しい赤いもみじも綺麗だけれど、静かなお寺で鑑賞する「青もみじ」も好きだ。
圓光寺は素晴らしいお寺だったので、四季折々に訪れたい。
平日に休暇を取って。