大阪マラソン2017参戦記

フルマラソンのシーズンに入ると同時に仕事が超忙しくなって、さらに左ふくらはぎの故障も重なって、かなりトレーニング不足の状態での参戦になりました。

大阪マラソンは4回目の抽選でようやく当選したので、次はいつ走れるかもわからないので、とにかく無理せず完走が目標です。2月の姫路城マラソンで出した自己ベストの3時間39分の更新は到底無理なので、1kmを5分30秒のペースで行けるところまで行って、あわよくば4時間を切れたらいいな、というのが作戦です。

5時に起床して、朝食をとって6時過ぎに出発、7時過ぎにスタート会場の大坂城に近い京橋駅に到着です。公園の隅っこで膝に「ニューハレVテープ」を貼って、そそくさと着替えて、8時の荷物預けにギリギリ間に合いました。次に出場する機会があれば、もう一本早い電車に乗らなければ。

荷物預けのトラックから、スタートするCブロックまでは30分くらい歩きます。おかげであまり寒い思いをせずにすみました。この日の最低気温は10度、最高気温は15度でした。トレラン用のメリノウールの長袖を着ていましたが、かなり暑かったです。この気温なら半袖で十分でした。

8時40分のスタートブロック閉鎖に滑り込んで、もぞもぞとストレッチ。同行のYさんと健闘を誓っていよいよスタートです。

Yさんは3時間30分を十分に切れる実力がある猛者なので、早々に千切れてお別れ。アドレナリンが出て、ついつい上がるペースを抑えて抑えて・・・ペースが上がったり下がったりで疲れてしまいました。明らかにペース走が不足していて、身体がペースを分かっていない証拠です。15kmくらいで、段々と脚が重くなり始めて「早いなぁ。やばいなぁ。」という感じです。でも何とか5分30秒を上回るペースで中間点を過ぎました。

脚はどんどんと重くなりますが、なんとかペースは維持できているので、作戦どおり「行けるところまで行こう」とピッチをキープします。でも、ペースが落ちた28km地点で、サブ4のペースランナーに抜かされてしまいました。一瞬、そのまま「お見送り」して歩こうかと思いましたが、まだ何とかついて行ける脚は残っていたので、追いついて、ついていくことにしました。

ペースランナーさんとは始めて一緒に走りましたが、次にどっちに曲がるのか、アスファルトの凸凹の状況とか、落ちてきた気持ちを奮い立たせる掛け声とか、たくさん大きな声を出しておられて、とても救われました。でもついていけたのは35kmまで。もう完全に脚は「売り切れ」です。4時間切りには、残り7kmをキロ6分で走ればいいのですが、そのペースさえ刻めません。

これは秒単位の勝負になるなぁとガーミンと睨めっこしながら走りました。

そしてネットタイムで3時間59分台でゴール！！何とか4時間を切ることができて嬉しい大阪マラソンになりました！

沿道の応援も大阪らしく「おっ！かわいい姉ちゃん走っとるなあ！そこのかわいいお姉ちゃん！頑張ってや！！」と赤ら顔のおじさまがダミ声で声援を送っていたりしますw

なかなか当選できない都市型マラソン、練習不足の中で、なんとか気持ちで4時間を切ったと思い出に残るレースになりました。運営、ボランティア、沿道の応援の皆さま、ありがとうございました。 

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