毎月1日は朔日餅
毎月1日に楽しみにしていること、それは朔日餅を食べることである。
朔日餅と書いて「ついたちもち」と読む。
『朔日餅』とは、毎月1日に伊勢の赤福が販売する特別なお団子。
その季節に応じた趣向をこらせたお団子はなんとも美味しい。
なんせ、餡子は赤福なのであるから、和菓子好き、餡子好きにはたまらない一品。
しかし、残念ながら京都では買えない。
近場では、大阪の主要百貨店まで行かなければならない。
これを、定年退職した父が毎月買いに行ってくれる。
当月分を買いに行って、翌月分を予約して帰る、の繰り返し。
和菓子の本場の京都なので、赤福も出店を見送っているのかもしれないが、この味なら十分勝負できると思う。
元旦は朔日餅が無いので、今日は2カ月ぶりの朔日餅。
2月は「立春大吉餅」。
食べるだけで、オメデタイことがやってきそうなネーミングのお餅だ。
肉離れしたり、T字剃刀でザックリ切ったり、風邪を引いたり・・・悪い運気を連れて行ってくれるだろう。
そして、包み紙にも注目してほしい。
版画家の徳力富吉郎氏作の伊勢千代紙である。
見ての通り、こちらも季節折々の花鳥風月が描かれており、広げるのが楽しみ。
綺麗にテープを剥がして、再利用したいのだが、去年までは上手く剥がせたことがなかった。
それがなんと!今月からテープをやめて剥がしやすい糊に変更された模様。
何に使おうかと思いを巡らすと、二度美味しい。