ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

幻のケーキ屋さん「ガトー・ド・ミエル」

金曜日だけ開店しているケーキ屋さんがある。まさに幻。
それは京都市上京区にある『ガトー・ド・ミエル』さん。
場所は、堀川寺ノ内東入る南側、いわゆる「西陣」である。
西陣といえば西陣織が有名だが、このあたりを街ブラすると織物や糸を扱うお店が沢山ある。
そして、西陣の地名の由来は、応仁の乱で西軍の山名軍が陣を敷いた地に因んで「西陣」の名がついたのである。

少し前に仕事でこの辺りに1ヶ月ほど出張っていた事があり、昼休憩で街ブラしていたときにタマタマ発見した。
発見できたのは本当に幸運としか言いようが無いが、いつもどおりボーっと歩いていたり、誰かと話し込んでいたら見落としていただろう。
普通の民家の軒先に、ささやかな黄色い小旗が揺れていて、「チーズケーキ」と書かれていた。
何???っと立ち止まり、手書きの張り紙を見ると、金曜日限定の開店とのこと。その日は残念ながら金曜日ではなかった。

ガトードミエル03

「限定」にはとても弱いので、翌金曜日の昼休憩には昼食を急ぎ終えて、店への道を急いだ。ウォーキングながらそこそこ汗ばむ7'30"/kmくらい出ていただろう。
が、店に着くと狭い店内に入りきれない人が狭い寺ノ内通りに溢れている。
数分並んで店内へ。店内といって客が入れるのは1人(1組)だけである。
しかし、「チーズケーキは売切れてしまいました。」と申し訳なさそうな説明。
泣く泣く仕事に戻ったものの、手に入らなければ益々燃え上がるのは若かりし愛欲と同じ。

そして、待ちに待った有給休暇の金曜日。
開店は10時30分。そこを目指したが、20日は「ごと日」だったこともあり道路が渋滞していて10時50分頃に到着。
なんと!平日の昼間に人が並んでいる!!!
こんな時間にケーキ屋に来れるのは、「おさぼり有給サラリーマン」「なまぐさ坊主」「おきらく主婦」「お昼寝営業マン」くらいと思っていたら意外と僕のような人種が多かったみたい。
数分並んで入店。「あった!!」お目当てのチーズケーキもタルトも!

今日は、先に食べたタルトを紹介。
季節のフルーツを使ったタルトが多いようで、今回は4種類を購入。

ガトードミエル02

左上:ミルフィーユとメモ書きしてるけれどミルクレープの間違い
左下:アップルグランブルのタルト
右上:焼苺のタルト
右下:サワーチェリーのタルト

どれもが原材料の美味しさを十分に引き立てつつ、甘さも焼き加減もタルトのクッキーの量の加減も最高のバランス。
1週間の疲れが吹っ飛ぶ至福の時。美味しいスイーツを家族や友人と食べる瞬間は格別だ。
こんな時間のためにも、また明日からも仕事を頑張ろうと思える。

こんな全力お勧めなスイーツだけれど、金曜日しか開店していない。
ここに行けない生真面目サラリーマンが買える日がある。
それは、毎月第4日曜日、『上賀茂手作り市』である。
そう、明日なのである。

ガトードミエル01

看板の下のほうの「お知らせ」によると2月は「270番」ブースに出店だそうだ。
朝9時から開店だ。急げ!そして「極楽チーズケーキ」と「タルト」をゲットしよう!!