日本一「大きなどんぐり」
大上段に構えたタイトルを付けたが、それほど大きなどんぐりだ。
毎年、このどんぐりを拾うのは桓武天皇陵の参道。
桓武天皇といえば、奈良の平城京から784年に長岡京、794年に平安京へと2回も遷都した天皇である。
京都検定3級ホルダーとしては、これくらいは朝飯前。
親戚の家が歩いてこれる場所にあったので、子供の頃から秋になると拾いに来た。
風が吹く度に鈴なりのどんぐりが空から降ってくる。
たくさん落ちている様は何というのだろう。「鈴落ち」?
僕たちはこの大きなどんぐりを敬意をこめて「いっちん」と呼んでいたが正式名称は不明。
おそらく「椎(しい)」の仲間だと思う。
今年のチャンピオンは35mmの彼だ。
子供の頃、親戚のおじさんにやってもらったように「どんぐりこま」や「ふえ」を作ってみた。
こまは、センターに穴をあけないと、上手く回らない。
回らないこまも、また一興。