ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

ARAYA(アラヤ)のMuddyfox(マディフォックス)

マディフォックスというマウンテンバイクは、僕の愛すべき2号機だ。

ARAYAは新家工業株式会社の商標で、会社は大阪にある。
マディフォックスは1982年に国産初のマウンテンバイクとして発売され、現在も販売が続いている息の長いベストセラー。

1993マディフォックス01

僕の2号機は1993年モデルで、フレーム素材はアルミ。
前3段、後7段の変速機が付いている。
高校入試に合格した年の春、山腹の自宅から平野の高校までの通学用に買ってもらった思い出の自転車。
当時、親戚のおじさんが今熊野で自転車屋さんを経営していて、勧められたのがARAYAとGAIANT。
つい最近に買ったロードバイクも「国産」を理由にブリヂストンを選んだけれど、20数年前も「国産」という理由でARAYAに決めたような気がする。
ARAYAのホームページには、『当時の古いカタログ』が載っているが、目を輝かせてドキドキしながら色を選んだのを覚えている。
型番はMF26EXP-ALA。価格は7万円くらいだっただろうか。
高校受験の勉強を頑張ってよかったと心底思った瞬間でもあった。

新しいマウンテンバイクに乗って、下り坂はぶっ飛ばし、上り坂はしがみつき、未舗装路や新しい道を見つけては飛び込んでいった。
しかし、大学生になって免許を取ってバイクや車を買うと、「しんどい」自転車には見向きもしなくなった。
それども自転車を捨てずに、自宅裏の軒先に吊り下げて保管してくれていた両親に感謝。
昨年の秋に引き取って、自宅近くのKON'Sサイクルにピットイン。
かなりの修理代を覚悟していたけれど、「とりあえず乗れるように」かかったお金はチェ―ン交換の2000円のみ。
最も壊れている箇所は前ギアで変速しても引っかかってくれない。
一番軽いギアに入っているから上り坂は大丈夫だが、平地や下り坂でスピードが出ない。
その次に壊れている箇所は、前輪ホイールで何度もこけているせいか、真っ直ぐ回らない。
タイヤを回すと波打っている。もしかしたらフロントフォークが曲がっているのかもしれない。
KON'Sの店員さんには「この2点を修理するなら新車が買えますよ」と言われて、修理は諦めた。

1993マディフォックス02

それでも、中書島のプールや六地蔵の整形外科でのリハビリに連れて行ってくれる2号機は今でも僕の宝物。
まだまだ乗りたい。