ハタチノカラダ

サラリーマンになって10年が経った頃、ストレスと睡眠不足で身体は痩せ細り、毛根が死滅して頭髪は前線から撤退し、持病の腰痛は爆発し、右手は腱鞘炎で箸も持てない惨状・・・。自分の身体はどうなってしまうのか?過去の運動自慢は虚しく響くだけ。このままではアカンと危機感を持ち、今ここにいる自分を鍛えようとジョギングを始めたのが2013年夏。2016年は京都マラソンでサブ4を達成し、珠洲トライアスロン(Bタイプ)を完走しました!そんなアラ4のオッサンが20歳の身体を目指して、面白おかしく頑張るブログです。

「富士山一周レースができるまで」

ウルトラマラソンとウルトラトレイルに挑戦するに当たり、参考になりそうな本を読み漁っています。先日のバーチャルUTMFで右膝を故障しているのでトレーニングができず、その時間が読書とゲームの時間になりました。
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この本は、UTMFを作り上げた鏑木毅氏と福田六花氏の回想記として作られています。
UTMFはウルトラ・トレイル・マウント・フジの頭文字で2日間で100マイル(160km)の山道を走るレースです。
今ではこの大会に出場するためにトレイルランニングの大会に3大会程度の完走実績が必要となるくらいの人気レースです。
僕もまた、そのレースの完走に憧れる一人で、3年以内にUTMFを完走するつもりで今年の秋からトレーニングを始めました。先々週のバーチャルUTMFでは6日間で100マイルを完走したものの平坦な舗装路ばかりを走っていて、これを寝ずに2日間で山道を走るのは今は想像できません。
で、本の内容ですが、UTMFに興味のある方、出場する方、ボランティアの方、地元にお住いの方には興味深く、ますます思い入れや参加する感動が倍増することが間違いないです。特に野鳥の会など環境保護団体の申し入れでコース変更を余儀なくされても、ランナー、ボランティア、まちおこしのために不屈の精神で乗り越えて開催にこぎつけるストーリーは、流石は一流のメンタルを持った人達だと感銘を受けました。
僕はいつの日か、この本をUTMFに向かう車中で読み返すことになると思います。